カヤマのブログ

カヤマ・音楽アルバム100選(ver.3.0)【プレイリスト&殿堂入りアルバム2枚】

どうもこんにちは、カヤマです。このたびは『カヤマ・音楽アルバム100選(ver.3.0)』をご覧いただき、誠にありがとうございました!

 

今回は、おまけとして本企画に合わせたプレイリストをご用意しております。今回紹介したアルバムよりおすすめの曲を各作品2曲ずつ選出し、ランキング順(昇順)で並べました。本企画の全貌を手っ取り早く追うことができる点でも、かなり便利かと思われます。

 

また、今回のアルバムランキング企画において、選考の対象外としていたアルバムが2作品あったため、そちらについても紹介いたします。

対象外とした理由は単純。あまりに思い入れが強すぎて、選考対象に含んでしまうと必ず1位を受賞させてしまうからです。頂点が最初から確定したランキングほど、作っててつまらないものはないじゃないですか。

 

Pink Floyd - The Dark Side of The Moon

Release: 1973

Origin: UK

Label: Harvest

Genre: Progressive-Rock

ビルボード最多記録を保持していることでも広く知られる、あらゆるジャンル/世代において最も愛された音楽アルバムのひとつです。SEなどを効果的に使用しつつ全曲がシームレスに繋がっていく様は、まさに「耳で観る映画」。

僕にとって、本作が「音楽をアルバム単位で聴く意義」の象徴のようなものです。本作との出会いが無ければ、音楽“アルバム”にこだわることもなかったですし、今回のような企画も生まれることはありませんでした。

 

King Crimson - Larks' Tongues in Aspic

f:id:KayamahMusic:20201230233413j:image

Release: 1973

Origin: UK

Label: Island

Genre: Progressive-Rock

ロバート・フリップ率いるプログレッシヴ・ロック・バンドの5thアルバム。本作のハイライトはやはり、アルバムの最初と最後にそれぞれ配置された二つの表題曲でしょう。各プレイヤーが今まで培ってきたブルース/ジャズ/現代音楽などの音楽要素が、即興演奏によって全力でぶつけ合わされ、ひたすら野蛮な不協和音と金属的な打撃音の嵐が生み出されていく。その光景が何にも変えがたく心地良く感じられます。

最近になって気づいたのですが、僕は表現形態やジャンルを問わず、「過去の芸術史を知る聡明な者が最新の道具を使い、自身の知恵を醜く歪んだ形でアウトプットしている」様に興奮を覚えてしまうフェチズムを抱えているようです。そして、50年間以上自身のサウンドを更新し続け、音楽シーンの流行に対するアンサーを奇妙な形で発し続けているキング・クリムゾンというバンドは、僕にとって「表現者」としての理想なのです。

 

 

これにて、本企画『カヤマ・音楽アルバム100選(ver.3.0)』に関する記事は全てとなります。最後までご覧いただき、本当に本当にありがとうございました!!