80. Mary J. Blige - Share My World
Release: 1997
Origin: US
Label: MCA/Universal
Genre: Neo-Soul
イントロ直後の2曲目『I Can Love You (feat. Lil' Kim)』・3曲目『Love Is All We Need (feat. Nas)』が掛け値無しに素晴らしい。彼女は1stの時点でビート選びからBusta Rhymesの客演起用に至るまで、ヒップホップへの愛を垣間見せていたが、3rdアルバムとなる本作では輪をかけてヒップホップ色がより濃厚に。硬質さを増したビートと彼女の艶やかな歌声のコンビネーションは絶品だ。
79. Antonio Loureiro - Livre
Release: 2019
Origin: Brazil
Label: NRT
Genre: MPB
78. Ornette Coleman - The Shape of Jazz to Come
Release: 1959
Origin: US
Label: Atlantic
Genre: Free-Jazz
ジャズを多少齧っていれば必ず出会うことになる定番。他のリーダー作もいくつか聴いたけどやっぱり本作にここに帰ってきてしまった。彼の吹く音色はどうしてこうも拗くれているのに可愛げがあるんだろうか。
77. ISIS - Wavering Radiant
Release: 2009
Origin: US
Label: Ipecac
Genre: Post-Metal
先程紹介した『Death - The Sound of Perseverance』にも似た、バンドの解散を予兆するかのような円熟味に満ちた最終作。最早｢メタル｣という言葉が似合う威勢の良さや｢ハードコア｣らしい荒削り感もここにはなく、鼓動するかのように生々しく揺れ動く重低音と煌びやかに乱反射する音の粒子だけが立ちこめている。元々ハードコア・パンクやドゥーム・メタルの派生形として現れたバンドが最期にはより広義の音響派ロックバンド……例えばPink Floydのような存在になっていった……という過程が面白い。
76. Portishead - Third
Release: 2008
Origin: UK
Label: Island/Mercury
Genre: Experimental-Rock/Trip-Hop
75. Bill Dixon - Vade Mecum
Release: 1994
Origin: US
Label: Soul Note
Genre: Free-Jazz
74. PETZ - COSMOS
Release: 2019
Origin: Japan
Label: YENTOWN / bpm tokyo
Genre: Emp-Rap/Trap
73. The Dillinger Escape Plan - Calculating Infinity
Release: 1999
Origin: US
Label: Relapse/Hydra Head
Genre: Mathcore
アヴァンギャルドなジャズ音楽をハードコア・パンクの形式で演奏してしまった結果がこれだ。「バンド・ミュージックでの演奏技巧のひけらかしは退屈｣という有り触れた言説に賛同する者はもれなく、本作に触れるべきだろう。成熟の果てに完全にどうかしてしまった人達がここにいる。後の彼等はエクストリームな表現のみならず、ジャズ/インダストリアル/ドリルンベース/アンビエントなどの多彩なアプローチを絡め、よりジャンルレスな音楽集団へと成長していく。
72. Anathema - Distant Satellites
Release: 2014
Origin: UK
Label: Kscope
Genre: Post-Progressive-Rock
極上のバラードの宝庫。QueenやYesにも深い部分で通じる、如何にも英国らしい叙情美。
71. CVLTE - praystation 2
Release: 2021
Origin: Japan
Label: (self-released)
Genre: Post-Hardcore/Trap
エモ・ラップ/トラップ/ハイパーポップなどを同時代のクラブミュージックからの影響をバンド・ミュージックとしてアウトプット。日本で最も先鋭的な音楽を鳴らすバンドが僕と同郷である北海道から現れたという事実に胸の高鳴りが止まない。めっちゃ応援してます！！！！！！！！！！
70. Bill Frisell - Rambler
Release: 1985
Origin: US
Label: ECM
Genre: Post-bop
Bill Frisellのアメリカーナ影響下の音選びのおかげで、ECMらしからぬ暖かみを全体に帯びてるのがグッド。
69. SWANKY SWIPE - Bunks Marmalade
Release: 2006
Origin: Japan
Label: P-VINE
Genre: HIP-HOP
BESは日本語ラップ・シーンの随一のフロー巧者として知られているが、僕はその並外れたテクニックよりも泥臭いリリックの内容に惹かれている。アルバム内で愚痴やゲロを散々零しながらも、いざとなれば｢余裕だぜ じゃねぇ？ Homie｣と粋がってみせるその生き様に憧れる。
68. Underøath - Erase Me
Release: 2018
Origin: US
Label: Fearless
Genre: Post-Hardcore/Alternative-Metal
ポスト・ハードコア/メタルコアというジャンルの中でも一際ソリッドな斬れ味と、キーボードを用いた高い空間演出能力。しかし、解散前の彼等もシーン屈指の個性派であったとはいえ、再結成作で80年代ニューウェーヴにも通じる仄暗いエレクトロ路線を提示してくるとは、一体誰が予測できただろうか。リリース当時は僕もご多分に漏れず戸惑いを隠せなかったが、今年になってようやく本作の真価を理解した。活動領域をバンド・ミュージックの外部に拡げる試みは、現在の彼等の状況からも明白な通り｢成功した｣と断言してもいいだろう。
67. Jill Scott - Who Is Jill Scott?: Words and Sounds Vol. 1
Release: 2000
Origin: US
Label: Hidden Beach
Genre: Neo-Soul
66. Art Lande - Rubisa Patrol
Release: 1976
Origin: US
Label: ECM
Genre: Jazz
65. SPARTA - 兆し
Release: 2021
Origin: Japan
Label: htb Originals
Genre: HIP-HOP
64. e.s.t. - Leucocyte
Release: 2008
Origin: Sweden
Label: ACT Music
Genre: Jazz
63. Don Rendell & Joe Palin Trio - Live At the Avgarde Gallery Manchester
Release: 1974
Origin: UK
Label: Spotlite
Genre: Jazz
62. 三浦大知 - 球体
Release: 2018
Origin: Japan
Label: SONIC GROOVE
Genre: R&B/J-POP
61. Playboi Carti - Whole Lotta Red
Release: 2020
Origin: US
Label: AWGE/Interscope
Genre: Trap/Rage
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