40.Opus Avantra - Introspezione
Release:1974/Itary/Artis
Genre:Progressive-Rock
個性的名作揃いのイタリアン・プログレッシヴ・ロック・シーンの中でも、一際輝きを放つ歴史的名盤。「Opus Avantra(“Opera(オペラ)”・“Avantgarde(前衛)”・“Traditional(伝統)”の3単語が由来)」というバンド名に恥じない、ロック・現代音楽・オペラを横断する美意識高い音世界を演出。僕が知る中では、「ロック×クラシック」という音楽テーマが最も自然な形で達成された作品の一つ。
聴く者を選ぶことは間違いないが、「こんな音楽が“ロック”のフィールドで鳴らされている」という事実を知るだけでも非常に良い経験となるだろう。よって、本作は全員必聴だ。
39.Oneohtrix Point Never - Garden of Delete
(本作のストリーミング音質での鑑賞は非推奨)
(本作のストリーミング音質での鑑賞は非推奨)
Release:2015/US/Warp
Genre:Electronica
興盛を極める現代エレクロトニカ・シーンの中でも頭一つ抜けた鬼才、Daniel Lopatinによるソロプロジェクトの7th。アンビエント路線を得意としていた彼がまさかの変貌。ロックミュージック由来の攻撃性、激しく揺れ動く静/動のダイナミズム、そして“歌”をフィーチャーした「OPN流のポップ・ミュージック」アルバムだ。
彼史上最高にポップなメロディーとギターリフのように鋭利なシンセが主軸におかれた楽曲群は、 電子音楽ファンのみならずロック/メタル系ファンへの訴求力もバツグン。彼の掲げたコンセプトは伊達ではない。
また、無数のノイズ粒子が共鳴して無限の奥行きを演出するサウンド・プロダクションも本作でしか聴けない最高級品。 まるで、スタジアム・ロックバンドのライブ会場にいるかような錯覚すら覚える。本作をご鑑賞の際は、可能な限りロスレス音質&大音量での再生を願いたい。
38.Brian Eno - Ambient 1: Music for Airports
Release:1978/UK/Polydor
Genre:Ambient
37.DIR EN GREY - UROBOROS
Release:2008/Japan/Firewall DIV.
Genre:V-ROCK/Progressive-Metal
Apple Music:(なし)
Spotify:(なし)
ヴィジュアル系出身プログレッシヴ・メタルバンドの7th。(現在の彼らはV系に属するか否かという議論はさておき。)
彼等といえば、楽曲・歌詞・ヴィジュアル面・パフォーマンス等で徹底的に貫き通される猟奇的な世界観で有名だろう。しかし、彼等が4th『VULGAR』以降で開拓した“洋楽メタル(アメリカ・北欧系)のデフォルメ&日本独自解釈”的音楽性も「V系」「世界観」云々抜きにして非常にユニーク。どうしても色眼鏡で見られがちなバンドではあるが、纏わりつく偏見に目を瞑って触れてみる価値は高い。
今作は彼等にとっての大きな機転。京(Vo.)の多重人格的ボーカルスキル・長尺をサラリと聴かせる楽曲構築力・幅広い影響源を我が物とする咀嚼力、全ての要素が一段階上へ。前作までの「個性的な和風ニューメタル/オルタナティブ・メタル」という枠から、文字通り「カテゴライズ不能」の域へと飛び出した名盤だ。
36.Misery Signals - Controller
Release:2008/US/Ferret
Genre:Metalcore/Post-Rock
「メタルコアの究極系」と称される、叙情系ニュースクール/メタルコア系の重鎮による3rd。
ハードコア由来の獰猛なツービート、メカニカルに刻む変拍子リフとブレイクダウン、天にも昇るようなギターメロディー、ポストロック/音響系を彷彿とさせる繊細な空間描写、これらがパズルのように組み合わされた楽曲は無機質でありながらも神々しい。また、全10曲・42分間ノンストップで繋がるアルバム構成にも脱帽。全ての音楽ファンが持つ「メタルコア」のイメージを覆す、高い美意識を持つ大傑作だ。
カリスマ的メタル系プロデューサー/サウンド・エンジニア、Devin Townsendのベストワークのひとつとしても是非。
35.Neurosis - A Sun That Never Sets
Release:2001/US/Relapse
Genre:Post-Metal
34.Bill Evans & Jim Hall - Undercurrent
Release:1962/US/United Artists
Genre:Jazz
33.Aphex Twin - Selected Ambient Works Volume II
Release:1994/UK/Warp
Genre:Ambient/IDM
32.Led Zeppelin - Presence
Release:1976/UK/Swan Song
Genre:Classic-Rock/Hard-Rock
31.Underøath - They're Only Chasing Safety
Release:2004/US/Tooth & Nail
Genre:Screamo/Post-Hardcore
アルバム毎に大幅な路線変更を繰り返す、6人組クリスチャン・ハードコア/メタル系バンドの4th。本作はバンドの代表作として有名だが、実は彼等のキャリア史上最もポップに振り切れた“異色作”でもある。 アンビエント色な浮遊感・ハードコア由来のヘヴィ感をアクセントとして交えつつも、甘美なエモ系メロディーを主軸としたシンプルな音楽性。まるで聴く者の心を浄化するかのような“光”に満ち溢れている…。本作を涙無しに聴くことは決して出来ないであろう。
余談だが、本作は僕にとって「生涯で聴き通した回数の最も多いアルバム」である。本作と僕は余程波長が合うのだろう……。僕が歳を重ね、やがて音楽探求そのものに飽きてしまった時、帰ってくる“故郷”もきっとここだ。
30.Soft Machine - Third
Release:1970/UK/CNS/Columbia
Genre:Jazz-Rock
29.Visible Cloaks - Reassemblage
Release:2017/US/Inpartmaint/ RVNG Intl.
Genre: New-Age/Ambient
28.Tigran Hamasyan, Arve Henriksen, Eivind Aarset, Jan Bang - Atmosphères
https://itunes.apple.com/jp/album/atmosph%C3%A8res/1131857132?at=10l8JW&ct=hatenablog
Release:2016/Armenia/ECM
Genre:Nu-Jazz/Ambient
27.Kendrick Lamar - To Pimp a Butterfly
https://itunes.apple.com/jp/album/to-pimp-a-butterfly/974112072?at=10l8JW&ct=hatenablog
Release:2015/US/Top Dawg/Aftermath
Genre:HIP-HOP
26.Opeth - Blackwater Park
Release:2001/Sweden/Music for Nations/Koch
Genre:Progressive-Metal
25.Kayo Dot - Hubardo
Release:2013/US/Ice Level
Genre:Avant-garde-Metal/Post-Rock
24.BUCK-TICK - No.0
Release:2018/Japan/Victor
Genre:V-ROCK/Industrial-Rock
23.Mike Oldfield - Tubular Bells 2003
Release:2003/UK/Warner Music Spain
Genre:Progressive-Rock/New-Age
22.envy - 君の靴と未来
Release:2001/Japan/H.G.Fact
Genre:Real-Screamo/激情系
21.Metallica - Master of Puppets
https://itunes.apple.com/jp/album/master-of-puppets-remastered/1271535888?at=10l8JW&ct=hatenablog
Release:1986/US/Elektra
Genre:Thrash-Metal